金融庁が公式に発表しましたね。
老後暮らしていくには、年金の他に2000万円必要だそうです。
金融庁の発表に関して詳しくは、金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 (PDF)をご覧下さい。
まずは現実を認識しよう

老後(男性65歳、女性60歳の夫婦のみの無職世帯)に必要な資金は2000万円だそうです。
その2000万円を捻出する方法は、「貯金」「労働」「配当」のいずれかでお金を得る必要があります。
ちなみに日本の65歳以上の就労率は他の先進国と比べて高い傾向にあります。(データソース:データブック国際労働比較2018(PDF))
この一つの理由として日本人は、資産形成の方法を知らない人が多い(資産形成が下手)ことが原因としてあげられます。
資産形成の方法はさまざまですが、老後就労しなければならなくなってしまった人のほとんどが「貯金のみしか資産形成をしなかった」という人です。
現実と向き合うと貯金だけで2000万円を捻出するのは非常に難しいという認識になるのではないでしょうか?
ここで現実に2000万円捻出する方法を挙げます。
投資をしましょう

※投資にはリスクが伴います。利用する投資のサービス内容を良く熟読判断し、自己責任でお願いします。
投資は自己責任ですが、アメリカを始めとする諸外国の老後働かなくて良い理由は投資によって資産を形成する人が多いからです。
ロングスパンでお金の計算をできる人は、必ず投資を行います。
労働だけでは、なかなか豊かになれないですからね。
ちなみに日本人が投資にチャレンジすると上がり下がりに一喜一憂し、すぐに損切りしてしまって、結局うまくいかない人も多いのが、投資離れの要因でもあるようです。
目先の利益だけではうまくいかないのが投資です。
かといって、「投資の知識なんて無いよー」という人がほとんどじゃないでしょうか?
また、「先物取引の闇」のようなニュースが多く放映されて来ましたので、「失敗したら大きな借金を持ってしまうのでは?」というイメージを持っている人もいると思います。
ちなみに私も投資の知識なんてありません。
そんな人に適した投資方法があります。
初心者に適した投資方法

初心者に適した投資方法は、ただひとつ「長期で投資を行うこと」「分散投資を行うこと」です。
また、貯金と同じような感覚で行える「積み立てタイプ」の投資が初心者に適しています。
特に投資の上がり下がりを気にしないで、ただ積み立てるというものなので簡単にできます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)

まずは、個人型の確定拠出年金の通称「iDeCo」です。
一定期間の積み立てによる投資で、運用益だけでなく、所得控除の対象となり、住民税と所得税が軽減される節税効果の高い積立投資です。
デメリットは60歳まで引き出せないということです。
途中でお金を引き出したいという方は以下の2つが適しています。
つみたてNISA

これ、最初に紹介した金融庁のページにも紹介されています。
つみたてNISAは「小額からできる、長期の分散投資を支援するための非課税制度」です。
年間40万円までの積み立て投資の運用益が非課税になる投資です。
つみたてNISAは「手数料が低水準」「頻繁に分配金が支払われない」など長期・分散・積立投資に適した投資信託と上場株式投資信託に限定されているので、投資の知識がなくても大丈夫な投資方法です。
ちなみに国民の1%しかやっていないので、これをご覧の方の多くもまだやっていないと思います。
さまざまなつみたてNiSAのサービスがありますので、自分のお気に入りを探しましょう。
NISA・つみたてNISAは「SBI証券」
インデックスファンド

インデックスファンドとは、ファンドの基準価格の指標と同じ値動きを目指した運用を行う投資信託のことです。
多くのサービスでは、スマホやPCでどのように積み立てたら、どのような運用益になるかシュミレーションができるサービスがほとんどです。
短期間で見るとシュミレーション通りにならないことも多いですが、長期間で見るとかなりシュミレーションと近くなるものだと予想されます。
こちらも長期分散積立の投資になるので初心者に適した投資方法です。
税制優遇の範囲内でつみたてNISAを行い、残りの余剰金でインデックスファンドを行うと良いです。
今までの所得の貯金を除く可処分所得から割合を決めて投資に回そう
投資は可処分所得から行いましょう。
また、貯金額を0にしてしまうと、いざお金が必要になった時に困るので、貯金と投資のバランスを考えて投資に回しましょう。
投資にリスクは付き物ですが、労働だけでは豊になるのが難しい時代なので、金融庁の発表にもあった通り投資をしたほうが身のためですね。