ファーストペンギンはほとんどの場合で損をすると思う理由についてお話しします。
ファーストペンギンとは
ファーストペンギンとは何かというと「集団で生活するペンギンが海に餌を取りに行く際、そこに天敵がいるかもしれない可能性から、まずは1匹が海に飛び込み、無事に戻ってきたら他のペンギンも取りに行く習性があり、その最初に飛び込んだペンギンのこと」です。
ファーストペンギンは1匹で海に飛び込む為、餌には確実にありつけることから、ビジネス上で「開拓した人が大きなメリットを得ることができる」というように使われることがあります。
ファーストペンギンは損をする3つの理由
ファーストペンギンは損をします。その3つの理由を挙げます。
リスクが高い
ペンギン界のファーストペンギンは「ほとんどが食われます」。
血だらけになって浮かんで来るか、逃げ惑うペンギンを追って天敵が海を跳ねるか、戻ってこないか。
リスクが非常に高いのがファーストペンギンです。
これは人間社会でも同じで、ファーストペンギンで成功できるのは、あまりにも一握りです。
それは、成功すれば、ものすごく大きな恩恵を受ける事は間違い無いですが、あまりにあまりにリスクが高いです。
投資の世界でもハイリスクハイリターンを狙っている人よりローリスクローリターンを狙っている人の方が生存率が非常に高いです。
人間社会ではあまり必要がない
人間社会では必要の無い事なんです。
人間は、計算や検証ができる生き物ですから。
先行優位性を活かした方が良い
ファーストペンギンは最初に海に飛び込んだ生贄がもし成功したら、餌にありつけるというだけのお話しです。
確かに、ペンギン界では、行動力溢れるペンギンが多い為、ファーストペンギンが無事に戻ってきたことを確認したら、みんなで一斉に海に飛び込むため、魚がびっくりして、なかなか獲物にありつけなくなります。
しかし、人間社会では、ビビりやなかなか行動できない人が多いので、誰かが成功した分野に早めに飛びつけば、成功の確率がグンと上がります。
これを先行優位性と言います。
これは、ファーストである必要はなく、早めであれば問題ありません。
ハイリスクハイリターンは成功率が非常に低いですが、成功事例に早めに飛びつく事は、ローリスクミドルリターンと割に合うことが多いです。
0から1を生み出して成功するのは、一握りなので、既存の技術を昇華させることが成功の秘訣です。