世界中には様々な宗教があり、その宗教によっては様々な禁忌があります。
それぞれ素晴らしい歴史があり、どれも否定はしません(カルト以外は)。
しかし最近、カルト的な宗教的食選択者が非常に増えてきていると思うのでそれについて語ります。
この言葉は僕が作ったので知らない人も多いと思います。
言葉からニュアンスは伝わると思いますが、以下の意味を指します。
信仰する宗教によって禁忌とされている食以外も勝手に禁忌として食べない人、または宗教を信仰していないにも関わらず特定の食品を禁忌のように食べない人
そしてその項目を布教しようとする人
ヴィーガンをはじめとする人ああいった人たちを指します。
好き嫌いは良いんですよ!
好き嫌いならば勝手にしておけというお話ですし、僕だってそばアレルギーで大好きなのに蕎麦は避けなければなりません。
ですが、宗教的食選択者はちょっと迷惑な域に達していると思いますし、「カルト」的な要素も含まれていると思うんですよね。
元々新しく誕生した宗教を指しますが、現代では悪影響を及ぼす害のある宗教としての認識が多いと考えられます。
このカルト宗教には特徴があり、以下項目のどれかに当てはまったらカルトです。
①思考や情報、感情や行動のコントロールを受ける
②目的や目標のために手段を正当化する
③勧誘が一方的
④従うことによって救われると思わせる
⑤本来必要のない不安を煽る
⑥信者の信仰前の過去の経験や過去の人間関係を否定する・信者以外を否定する
など
これらがあると思います。
それぞれ宗教的食選択者と比較して考えてみましょう。
これに関しては明確な食制限があります。また、情報に関して偏った食に関する知識(主に科学的根拠の無いもの)を多く取得(偏ったSNSのフォローが原因)してしまう環境に置かれてしまいます(自らの行動で)。
これ何年か前のお話ですが、どっかで行われた肉フェスをヴィーガンが看板もって肉食禁忌を訴えて妨害したとか。
この出来事はまとめサイトなどでは活発に取り上げられましたが各種メディアは取り上げません。それだけカルト的で面倒だからです。
害悪的な勧誘が多いのもひとつ挙げられます。
先ほどの妨害行為もそうですし、日常での否定と勧誘が行われるケースもあるようです。
例えば「マクドナルド行こう!」というと「肉が、人工物が、」などと否定し、「食べない方が良いよ」と余計なお世話の勧誘をしてくるのです。
サラダ食ってろ。
この食事をすると健康になるよ!と思わせるのが得意です。ちょっと考えるのが苦手な人や知識のない人であればひっかかってしまうかも知れません。
本来健康になんの影響のないものも「人工物だから体に悪い」などと不思議なことを言います。
例えば「うまみ調味料をふんだんに使った栄養バランスの取れた料理」と「毎日2束のほうれん草」どっちが体に悪いかというと、圧倒的にほうれん草なのですが、それすら間違える宗教的食選択者もいるほどです。
食に対して信仰するのであれば、少なくとも食品科学や栄養学くらい学んだ方が良いと思います。
これもよくあると思います。
勧誘行動をする際も根拠のない否定が多いと思います。
これを宗教的食選択者が見ているとしたらこれだけは絶対守ってください。
肉フェス防止みたいな過激でない人に迷惑をかけない勧誘は最悪良いとしましょう。
ただ、これだけは絶対に辞めてください。
それは「子供への強制」です。
子供は親を選べません。偏った食生活は健康に害を及ぼすだけでなく「成長」に悪影響を及ぼします。
肉食が盛んになる以前の日本では残念なことに寿命も身長も短いです。
大事な成長期だけはなんとか普通でいさせてあげてください。そして、自分で考える能力がついたときに軽く勧誘してみてください。
でないと子供が可哀そうです。
よく、ヴィーガンの否定は科学的根拠の無いと言われます。
逆に現代食の否定も科学的根拠がありません。
では数字や事例で戦いましょう。
そもそもなぜお互いに科学的根拠がないのかというと、臨床試験をするには時間がかかりすぎるからです。
そんな試験にお金をかけられませんし、有意差を出すには何世代でやるか?という話になります。
毒性がない限り科学的根拠を示すことはできません。
事例からマクドナルドが体に悪いのか?を見てみましょう。
よく宗教的食選択者は「マクドナルドは添加物が入っているからガンになる、認知症になる」など科学的根拠が無いことを言います。
このマクドナルド問題は自らの体を使って証明している人がいます(ただ単に日課なだけですが)。
それは有名なアメリカの投資家バフェットさんです。
彼は今現在90歳になりますが、現役で投資の最前線にいます。
そんな彼の日課は毎朝マクドナルドのマフィンを食べることです。
これは50年以上続けている日課です。
事例からインスタントラーメンは体に悪いのか?を見てみましょう。
これは体を張った人がいました。日課ではなく1人なので統計は取れないものの自分自身を臨床試験した人がいます。
それは日清食品株式会社創業者の「安藤百福」さんです。
インスタントラーメンは体に悪いというイメージを払拭するために、自ら48歳(発売開始)から亡くなる96歳まで毎日チキンラーメンを食べていました。
96歳という年齢は日本の平均寿命と比較すると長寿といえるかと思います。
Twitterで実業家の堀江氏が「ヴィーガンなんて体に悪い」という発言が炎上して、どこかの教授が「科学的根拠が無い」と否定しました。
そらそうだ、先ほども伝えた通り体に悪い、良いの試験なんてできないのだから。
では実際に過去の歴史から数字で見てみましょう。
日本は元来ヴィーガンのような生活をしていました。
これは信仰上の問題や生類憐みの令などによって肉食禁忌が広く一般的になったことが起源です。
では今のような現代食が広まった理由は戦後の影響です。
経済的な理由(アメリカの飼料の輸出先確保)で日本が肉食文化になりました。
ではここで戦前と戦後の寿命を見てみましょう。
とはいえ、よくある0歳平均余命だと宗教的食選択者が不公平だ(昔は子供の死も多いから)というと思うので、20歳からの平均余命で推移をみてましょう。
1947年(昭和22年)20歳平均余命40.86(20歳まで生きた人は平均的に60.86歳まで生きる)
2020年(令和2年)20歳平均余命61.97(20歳まで生きた人は平均的に81.97歳まで生きる)
20歳平均余命で見ても約20年の差があります。
私が先ほど子供に強制しないで!といった通り、子供の成長期の栄養不足は「健康を保つための栄養+成長するための栄養」と必要なので、やはり大事です。
ということで平均寿命で改めてみると
1947年50.06歳、2020年81.64歳と約30年の差が生まれます。
子供を栄養不足に陥らせるとリスクが大きいということを示します。
確かにヴィーガンは健康に悪いという科学的根拠はありません。
ですが、自然にヴィーガンと同様に過ごしてしまった日本人の寿命はこんな感じになってしまいました。
農薬を使うようになってからの寿命は平均寿命調べてもらえればわかりますが、右肩上がりです。
農薬を使う前の健康被害も比べると、昭和の無農薬環境で流行した「蟯虫の被害」もほぼ無くなり「ぎょう虫検査」も廃止になりました。また広東住血線虫などによる重篤な寄生虫症状も防止することができます。
農薬によって健康になった事例はあっても基準内の農薬使用で健康被害を受けた事例を見たことがありません。
ヴィーガンの人の主張は大豆などの植物性タンパク質を摂取すれば健康的に過ごせるという主張をよく見る。
確かにそれは栄養を見ただけでは足りうるのかも知れない。
しかし、若いうちから植物に偏ってしまうとよろしくないです。
植物性の食べ物は消化に良いものが多く消化が容易です。
「それってすごくいいことジャン!」と思いますよね。
話をいったん変えますが、ダイエットしたことがある人なら体感したことがあると思いますが、食事制限を行ったあと、消化機能は衰えるので急にたくさんの食事を取ることができなくなると思います。これは、消化機能をあまり使わなくてよくなると体がそれに慣れるからです。
では、若いころから消化に良いものばかり食べていると、低水準の消化機能から老化が進んでいくわけです。
これでは年を重ねたときに何も食べられなくなってしまいます。
現に若いころから小食の人は年を取るとほんとに食が細くなってしまいます。
いません?周りに?若いころから食が細かったけど60過ぎてからホントに食べれなくなって1週間のうちのほとんどを横になって過ごしている人。
将来的に嫌いな人工物(点滴)で生きていくことになりますよ?
まとめると、ヴィーガンなどをはじめとする宗教的食選択者は別に良いですよ!好きなようにすればいいかと。
でも、他人や子供に押し付けないで欲しいです。
これを行政でやってしまうと最悪です。(新潟県S市の給食牛乳廃止など)
勝手にやってデモ行進とかしないで、好き嫌いの範囲にしてください。お願いします。