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「メンター」などの存在はいらない4つの理由

今回は、仕事やビジネスの世界で「メンター」が必要ない理由に関してです。

メンターとは、「指導者」「助言者」などの意味合いで使われます。

 

メンターが必要ない理由

シンプルにメンターが必要ない理由に関してお話していきます。

教育に時間をかけるくらいなら、マニュアルの方が効率的

まずは、ゆとり世代らしい事を言っているように聞こえますが、教育に時間をかけるくらいなら、マニュアルの方が効率的という面です。

人間が人間に教えると、完璧に教えることが難しくなります。

人間は完璧な生き物ではありません。教える際に「抜け」「漏れ」が生じることもありますし、手順の前後が生まれる場合も多いです。

人によって手順がバラバラになってしまうと、機能的に仕事が進まなくなります。

結果、無駄な残業や時間効率の悪さに繋がります。

マニュアルを作成することはとても大変ですし、ハード・ソフトの変更が生じた際に、マニュアルを書き換える手間が発生します。

そのため、マニュアルを作る事をしない組織も多くありますが、メンターのようなな制度を設けるよりかは、はるかに効率的です。

 

教育の時間より学びの時間が人材を育てる

メンターによる教育の時間より、学びの時間を設けた方が人材が育ちます。

実際、上司より部下の方が頭が良いことだってあります。

その上司が部下を教育すると、上司のレベルや理解度で教育することになり、成長度合いが潰されてしまいます。

組織にとって、個の能力はとても大事なので、メンターという教育の制度は大きな「機会損失」を生み出します。

教わることと、学ぶことは同じように見えて違うものです。

学びは自発的に行うものになるので、理解度が非常に高くなることが特徴です。

 

評価が不当になる可能性がある

これは部下にとっては大きなデメリットです。

メンター制度は評価が不当になる可能性があるのです。

評価の基準が明確でない場合、また上司が部下を評価する場合は、「営業などの結果が数値化しやすい職業以外」は、人間関係で評価が分かれてしまう可能性があります。

評価は業績の向上や貢献度によって変わるものです。

しかし、ゴマすり上手な人が評価されて、縁の下の力持ちさんが評価されない事が世の中には往々にしてあります。

これは、評価制度自体の問題ではあるものの、そもそもメンターのような制度を取っている会社は、平等な正当な評価を下せるシステムが構築できていないことが多いような気がします。

みなさんの会社はどうでしょうか?

 

個人事業主におけるメンターは完全にいらない

たまに、意識高い系の人をターゲットにしたメンター制度で儲かろうとする人がいます。

マルチとかには多いイメージです。

→マルチ商法が儲からない理由

しかしよく考えてみて下さい。

個人事業主は法人と比べて資金力が低いことが大多数です。

資金力が低いながらも成功していくことに欠かせないのが「独自性」です。

にも関わらず、メンターにアドバイスを貰っていたら、自分自身のサービス・財を築くことができません。

それは、個人事業主にとって破滅を意味します。

また、若手個人事業主のメンターになる人は、メンター側のメリットがあります。

メンター自身の商品を売ることです(だからマルチに多い)。

結局、消費の対象として見られているだけに過ぎないので、ビジネスアイディアがある人、独自性を築ける人、特殊技能を持っている人以外は個人事業主には向かないです。

 

必要なものは教育ではなくて、「確認・支援制度」

上で記したメンターがいらない理由から結論を出すと、必要なものは教育制度ではなく、「確認・支援制度」です。

業務の遂行はマニュアル化して効率的に進めましょう。マニュアル化する上で必要になってくるポイントは、マニュアル通りに出来ているか?を確認する制度です。

スキルに関する試験や業務の日報などで確認する必要があります。

職能を統一し、確認することで時間単位あたりの生産量があがり、結果業績向上に繋がります。

そして、マニュアルだけでは、人間は成長しません。成長を支援する制度が必要になります。

自分自身のなりたい方向性を部下に確認し、その未来像にあった学びの場を支援する制度が必要になります。

自分自身の向かいたい方向性が明確になれば、学びの質と効果があがり、成長に繋がります。

 

まとめ

職能の統一化と成長を支援する制度があれば、業績向上と成長に繋がる。

 

おまけ:雑感

今回お話したものは、あくまで私の個人的な考えです。

私は写真を撮っています。

写真というものは、機材・撮り方(構図や設定)・現像方法の3つを同じにすれば、誰でも同じ仕上がりになります。

もし写真の世界に教育制度があったら、みんな同じ写真になり、価値はなくなります。

その中に価値を見出すには、教育者の排除、教えの排除です。

自分自身の思い描くイメージをぶつけることでいい写真が出来上がると思っています。

会社もそうです。

基本的な業務は、絶対に統一化が必要です。

それは、マニュアルで行うべきであって、上司の裁量による教育で行うべきではありません。

その業務の中で、人間は働き甲斐を探します。

基本業務だけをこなしていたら、仕事の喜びは感じません。

自分のなりたい未来像を日々考え、明確にし、それに向かって前に進む必要があるのではないか?と考え、私自身は前進しています。

私が嫌いな質問が「尊敬する人物(あるいは上司)は?」というものです。

人は人ですし、自分のやりたいことは、人のものではないからです。

そんな理想をこの記事で書いていますが、実は、この理想を実現するには大きな困難があります。

それは、人材の採用です。

今回語った理想の制度を実現するには、自分の軸のある芯の強い人間が必要になります。

また、情熱を持って仕事を出来る人間が必要になります。

自分自身の未来像を描くことのできる人は意外と少ないのが現状です。

小中高の教育で、「言われたことをやる」ということが身についてしまっているからです。

人生をもっとも楽しむには、仕事を楽しく、ワクワクしながら出来ることが必要だと思います。

 

そんな未来でありたいですね。

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