モチベーションだけを上げている会社は「うつ病」を生み出す

今回は、モチベーションだけを上げている会社は「うつ病」を生み出すという内容です。

上げるのはモチベーションだけではいけません。

それはなぜか?を解説します。

 

モチベーションとは?

まずは、そもそもモチベーションとは何か?について解説します。

モチベーションとは、簡単に言うと「自分が行動を起こす動機」です。

働く上での動機には「心のモチベーション」「お金のモチベーション」「恐怖のモチベーション」が存在します。

心のモチベーション

心のモチベーションにはさまざまな要因があります。例えば、「自己成長」「仕事自体が楽しい」などが当てはまります。

これは、基本的に自己の内側から生み出される物で、自発的なモチベーションといえます。

自分自身の考え方から来るモチベーションになるので、他者が簡単に覆すことが難しいモチベーションです。

※もちろんモチベーションに繋がることに周りが気付かせることもできるので、きっかけを与えることは出来ます。

 

お金のモチベーション

非常にシンプルなモチベーションです。

給料や賞与です。

「このプロジェクトで成果を上げたらその分ボーナスがこれだけ上がるよ」と明確に伝達しておくと、賞与を目当てとしたモチベーションがあがるのは間違いないでしょう。

 

恐怖のモチベーション

「これで失敗したらこっぴどく怒られる」など、人は恐怖を避ける為に行動することがあります。

恐怖のモチベーションは強い動機にはなりますが、マネジメントにおいてはあまり使いすぎてはならないものですね。

 

仕事が原因でうつ病になる人はモチベーションの高い人がほとんど

仕事が原因でうつ病になる人はモチベーションの高い人がほとんどです。

モチベーションが低かったら、あるいは無かったら、うつ病になる前に仕事を辞めることは簡単だからです。

そのモチベーションが高い人は、「辞めたらお金・生活はどうしようか?」というお金と恐怖のモチベーションであったり、「ここまで育ててくれた会社に結果で返さなければ」という心のモチベーションであったり、要因はさまざまです。

ですが、せっかくモチベーションの高い部下・社員がうつ病になってしまってはどうしようもありません。

 

人が行動を起こす上で大事なのはモチベーションだけではない

このように人が行動を起こす上で大事なのはモチベーションだけではありません。

モチベーションがいかに高くても、社員を壊してしまうのは、環境などさまざまな要因があります。

行動を起こす上でモチベーション以外にもとても大切なものが存在します。

 

モチベーションとテンションを管理せよ

テンションというと安っぽく感じてしまう人も多いとは思いますが、とても大事な要因です。

人が行動を起こす上で必要なものは、「動機」と「感情」です。

例えば、休日に「次のシーズンの服を買う為に買い物に出かけよう」と思った時に「ものすごく荒天」だったらどうでしょうか?

「次のシーズンの服を買う」という動機があっても、悪天候で雨が凄かったら外出する気分になりません。

気分がすぐれない状態を常に感じていると、脳のホルモンバランスが崩れてしまいうつ病に繋がってしまうこともあります。

 

そのため、職場でのテンション管理も非常に大事になります。

例えば、先日記事にした職場の環境改善5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)に関してが全く出来ておらず、すごく汚くて仕事がしづらい環境だったらどうでしょうか?

テンションが下がりますよね。

 

あるいは、サポートセンターなど顧客対応する職場で「明らかな不良客に何も対応管理をせず、対応は末端の従業員しか行わない」となったらどうでしょう?

テンションが下がりますよね。

 

自分がやりたかった仕事で、その仕事に従事することが出来ているのに、クソ上司がまったく仕事をせずに責任もとらずに、全てを部下である自分に押し付けてくるとしたらどうでしょう?

テンションが下がりますよね。

 

経営者として管理するべきところは、モチベーション(仕事を前向きに行う動機付け)だけではなく、テンション(感情を沈下させる要因を排除し、イキイキと行動できる環境づくり)の管理が大事だということがお分かりいただけたでしょうか?

 

そして、実は、このテンション管理は、経営者が戦略的に組み込むことも大事ですが、改善するのは主に現場です。

経営者がこのテンションということにアンテナを張っていなかったとしても、現場だけで改善出来ることは非常に多いです。

「職場の環境を変えたい」と思っている人は、まずは自ら動いてみるのも良いですね。