今回の内容はSEOに関してです。
SEOってなんですか?という人向けの記事となっております。
また「SEOってなんとなくわかるけど、なかなか検索流入が増えない」という人にも改めて見ていただきたい内容です。
- 1 SEOとは?
- 2 SEO対策の目的は検索順位をあげること
- 3 どのようにSEO対策を行うのか?
- 4 SEO対策の基本①:h1にはキーワードを入れる
- 5 SEO対策の基本②:記事の本文は1000文字以上書く
- 6 SEO対策の基本③:品質の低いページにはno indexタグをつける
- 7 SEO対策の基本④内部対策を行なう
- 8 SEO対策の基本⑤専門性の高いサイトを運営する
- 9 SEO対策の基本⑥表示速度をあげる
- 10 SEO対策の基本⑦CTRを上げる事を意識したタイトル作成
- 11 SEOの基本⑧重複した内容の記事を作成しない
- 12 SEOの基本⑨品質が低いページでいらないページは削除してしまう
- 13 SEOの基本⑩Googleの嫌う事をやらない
SEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で「検索エンジン最適化」というものです。
インターネットでWEBサイトを閲覧する場合は、
- ブラウザに直接URLを入力してアクセスする方法
- SNSのリンクからアクセスする方法
- メールやラインで受信したリンクからアクセスする方法
- 他のWEBサイトの紹介でアクセスする方法
- 検索エンジンでキーワード検索してアクセスする方法
主に上記5つの閲覧手段になると思います。
その中でも、もっとも大きな流入源となるものは「検索エンジンでキーワード検索してアクセスする方法」です。
PV(ページビュー)数、UU(ユニークユーザー)数をあげるには、検索エンジンからの流入を増やすことがもっとも効率的です。
検索エンジンからの流入を増やす為に行うものがSEO対策です。
SEO対策の目的は検索順位をあげること
SEO対策の目的は検索順位をあげてPV数を増やすことが目的です。
なぜPV数をあげるには、検索順位をあげなければならないのでしょうか?
※ちなみに検索順位とは検索結果の表示順です。検索結果の上から2番目(広告リンクを除く)に表示されたら「検索順位2位」となります。
検索順位はCTRに大きく左右する
検索順位はCTRに大きく左右します。
CTRとは「Click Through Rate」の略で、
CTR=「検索結果からサイト訪問に繋がった数(クリック数)」/「検索結果として表示された数」
です。
とても簡単に表現するとクリック率です。
このCTRは検索順位に大きく左右されます。
検索順位別に
1位:約21%
2位:約11%
3位:約8%
4位:約5%
5位:約3%
となります。
この検索がもし、月に1,000,000回されているとしたら、検索流入数はそれぞれ、
1位:210,000アクセス
2位:110,000アクセス
3位:80,000アクセス
4位:50,000アクセス
5位:30,000アクセス
となります。
検索順位の1位と5位では「18万アクセス」も差が出てしまうんです。
検索順位がアクセス数に大きく左右するかがわかっていただけたと思います。
またSEO対策を行っていると「キーワードA キーワードB」「キーワードA キーワードC」「キーワードD」など複数のキーワードから検索流入してもらえるサイト(記事)になるので、SEO対策が行われていればいるほど検索流入数は爆発的に向上します。
どのようにSEO対策を行うのか?
SEO対策とは、検索エンジンの表示結果の上位を狙うことです。
では、検索エンジン側はなぜ検索結果に順位付けをしているのでしょうか?
検索エンジンが表示に順位付けを行っている理由は、「(検索した)ユーザーの目的に合った検索結果を表示し、なおかつ良質なサイトに巡りあってもらう為」に順位付けを行っています。
という事は、「ユーザーの目的に合った検索結果」=「キーワードがサイトの内容とマッチしている」と「良質なサイト」=「サイトや記事の品質が高い」というものを目指していく必要があります。
そしてこれらの評価は生身の人間が行なうのではなく、ロボットが行ないます。
ロボットが評価を行なうという事は、「評価の基準」があり、「基準を満たす」事で、「評価が向上」し、「検索順位が向上」します。
SEO対策の基本①:h1にはキーワードを入れる
h1とは「サイト名」「記事のタイトル」です。
サイト名はブランディングの為、キーワードを入れる必要はありません。
オリジナリティでわかりやすいサイト名が良いですね。
対して、記事となる「WordPressの投稿ページ」では、タイトルに「内容の分かるキーワード」を入れる必要があります。
例えばこのページでは、「SEOとは?「PV数の大幅向上」に役立つ唯一無二の方法」というタイトルです。
このタイトルの場合「SEO」「PV 向上」「SEOとは?」「SEO 方法」などのキーワード検索にひっかかる可能性があります。
しかし、この記事が「投稿No10」とかだったら、なんの検索にも引っかかりません。
Googleの検索は、まずh1タグからキーワードの抽出と選定を行なうのでタイトルには「内容のわかるキーワード」を使用しましょう。
やってはダメなタイトルは、「キーワードのないもの」「キーワードを入れすぎのもの(ただのキーワード羅列など)」「内容と関係のないタイトル」となります。
キーワードのないものは上で説明しました。
「キーワードを入れすぎのもの(ただのキーワード羅列など)」「内容と関係のないタイトル」はスパム扱いを受けます。ユーザーにとっても悪い物です。
ページを訪れてくれるユーザーの為を思ったキーワードの選定を行ないましょう。
SEO対策の基本②:記事の本文は1000文字以上書く
記事の本文は1000文字以上書きましょう。
これは、文章量が少ないとユーザーに役立たないページ(品質の悪いページ)と認定される事を防ぐためです。
一般的には600文字以上だとか、800文字以上だとか言われていますが、基本的には文字数は多ければ多いほど良いです。
確かに評価をつけるロボットは、極端に内容のないページの評価を下げるだけなので、600文字でも十分なんですが、600文字を実際に読んでみると、すぐに読み終わります。
せっかく訪れていただけたユーザーの方には、120%の情報を与えられるように心がけましょう。
求める120%の情報を与えれば、閲覧した際の満足度が向上し、サイトのファンに繋がります。
SEO対策の基本③:品質の低いページにはno indexタグをつける
品質の低いページにはno indexタグをつけましょう。
no indexタグとは、「検索エンジンロボットが巡回してきた際に、『このページはインデックスさせなくてもいいですよ』という意思表示を行なうためのタグです。
「カテゴリーを表示するページ」や「検索ページ」などこのページはユーザーが訪れても求めているものに直結しないと思うページにはno indexタグをつけましょう。
no indexタグは「All in One SEO Pack」というプラグインを使うと簡単に設定が出来ます。
SEO対策の基本④内部対策を行なう
SEO対策においてサイトの構造「内部リンク」はとても重要な項目になります。
検索エンジンのロボットが巡回してきた際に、訪れたページ+αの巡回を行ないます。
パンくずリストなど、内部対策が行なわれているページは、ロボットの巡回を向上させるだけでなく、ユーザーにとっても情報が得やすい構造になります。
テーマ選びの際にサイトの構造がSEOに強いテーマを選べば、それだけで内部対策が万全な状態に近づきます。
無料のテーマでSEO内部対策が行なわれているテーマは「WordPressブログにオススメの無料テーマ5選」をご覧下さい。
また内部のリンクの数(コンテンツの数)も評価を上げる要因になります。
一般的に、20記事を超えたタイミング、50記事を超えたタイミング、100記事を超えたタイミング、200記事を超えたタイミングで検索流入が大きく変化する傾向があります。
SEO対策の基本⑤専門性の高いサイトを運営する
私は様々なサイトを運営していますが、専門性の高いサイトの方が確実に評価が高く検索順位が高いです。
Googleの評価基準:EATというものがあります。
「Expertise(専門的)」「Authoritativeness(権威)」「Trustworthiness(信頼性)」というものです。
評価の高いサイトは「専門的で権威があり信頼性のあるサイト」となります。
ちなみに私の運営するサイトでは、「100記事ある雑記ブログ」より「20記事しかないデザイン専門ブログ」の方が20倍ほどアクセス数があります。
雑記ブログでは最上位表示される記事が検索順位3位で他はズタボロですが、デザインブログは記事のほとんどが検索順位すべて1〜9位に表示されます。(正直、不思議なくらい評価が高いんですが)
専門的なサイトを運営することは、それだけ重要な項目になります。
SEO対策の基本⑥表示速度をあげる
SEOで重要な項目としてサイトの表示速度をあげることがあります。
Googleも公式で発表している評価の基準ですし、Googleのサービスでディベロッパー用にサイトのSpeedテストツール「Google Speed Insights」というものも利用できます。
このようなディベロッパー向けのサービスをGoogleさんがわざわざ提供するという事は、それだけ重要だという事を示しています。
表示速度をあげる方法として
- サーバーの応答時間を短縮する
- スクロールせずに見えるコンテンツのレンダリングをブロックしている JavaScript/CSS を排除する
- ブラウザのキャッシュを活用する
- 画像を最適化する
- CSSを縮小する
- HTMLを縮小する
- JavaScriptを縮小する
- 圧縮を有効にする
という方法を提案されます。
WordPressでは上記に加えて「不必要なプラグインを使わない」という事もスピード向上に繋がります。
ただ、スピードを上げる事で評価が上がる訳ではないと思います。
スピードを上げるという事は「検索結果として表示されたサイトをクリックしてみたものの、なかなかアクセスしない(表示されない)から検索画面に戻った」というものが評価を下げることに繋がっているだけだと思われます。
これもサイトの一つの品質ですね。
SEO対策の基本⑦CTRを上げる事を意識したタイトル作成
基本①でタイトルにキーワードを入れるという事をお伝えしましたが、これはロボットが拾える用にする為のものです。
CTRを上げる事は「人間(ユーザー)の興味を唆るタイトルをつけてクリック率を上げる」というものになります。
という事は、ロボット相手の対策ではなくて人間相手の対策になります。
CTRを上げる理由は、検索結果のうち、よりクリック率の高いサイトが評価を上げていくからです。
クリック率の高いサイトが評価される理由は、ニーズの高い記事だと判断されるからです。
クリック率を上げるには人間の心理をついたタイトルの設定が必要になります。
SEOの基本⑧重複した内容の記事を作成しない
重複内容は絶対にNGです。
検索結果に対して同サイト内で競合があるようなサイトはスパム認定される場合もあります。
ユーザーが検索した際に、色々なサイトから取捨選択できる事が理想ですが、同サイトが表示されてしまっては、Googleのサービスがユーザーの求める結果にそぐわないものになってしまいます。
その為、サイト内で重複したような内容のものがあるサイトは評価を下げます。
SEOの基本⑨品質が低いページでいらないページは削除してしまう
基本③でno indexについて触れましたが、必要なページはnoindexをつけて残しておく必要があります。
では、「アクセスが全くない」「情報が古い」記事についてはどうでしょう。
これは削除してしまいましょう。
Googleはno indexタグのついたページも巡回します。
古くていらない記事は、削除する事で「品質の維持に努めているサイト」として評価を上げる事があります。
SEOの基本⑩Googleの嫌う事をやらない
当たり前ですが、Googleが悪質と判断したサイトは評価を下げます。
例えば
- 暴力的な表現を使用するサイト
- 差別的な内容のサイト
- 著作権違反を行なっているサイト(画像・音楽・動画・文章・違法ダウンロードなどなど)
- アダルト要素のあるサイト(水着など必要以上に肌が見える画像もNG)
- 酒・タバコなど害のあるものを推奨するサイト
などです。
当たり前ですが、Googleは子供も利用します。
子供に見せたくないようなサイトは評価を下げて普通の検索では引っかからないようにします。
誰が見ても役に立つコンテンツを作る事が大事ですね。
今回はSEOに関してのお話でした。
SEOは「地道な積み重ね」が「とてつもなく大きな結果」に繋がるものです。
意識的に取り組み、自分のサイトが世界中のたくさんの人に役立つようにしていきましょう。