日本の社会人の平均勉強時間は「たったの6分」だそうです。
正直、びっくりするほど少ないですよね。
勉強しない社会人がよく使う間違った使い方の言葉が「知行合一」です。
仕事でやたらと「知行合一」という言葉を使う人はクソ上司率が高いです。
それはなぜでしょうか?
知行合一とは?
まず、知行合一とは何でしょうか?
知行合一とは、知識は、行動が伴ったときに初めて成熟するというものだと認識しています。
中国の「王陽明さん」の陽明学にある言葉で古い言葉なので、誰もが本来の正しい意味で使えないとは思いますが、そんな感じです。
王陽明さんの主張は、これです。
知っているのに行動に現れないのは知らないことと同じ。知っている以上は必ず行いとして現れる。
一見、筋が通っていて正しそうな言葉に思えますが、実際にはありえません。
西暦1500年くらいの時代の言葉が、現代とリンクするとは限らない
私の考えになりますが、西暦1500年くらいの言葉・教えが今も通用するとは思えません。
例えば、現代人は、1日で得る情報量は、「平安時代(西暦1000年くらい)の一生分」、「江戸時代(西暦1540年〜1867年くらい)の一年分」というのは有名な話です。
一日に得る情報量が昔と比べて遥かに違う現代で、「知識として知っている以上は必ず行いとして現れる」というのはありえないと思いませんか?
これが私の考え方です。
なぜ二流以下の人は「知行合一」という言葉を使うのか?
なぜ二流以下の人が知行合一という言葉をやたら使うのか?というと「勉強をしたくない言い訳」の為に使います。
日本人の社会人の平均勉強時間はご存知ですか?
「日本人の社会人の平均勉強時間」=「6分弱」です。
あまりに勉強が嫌いな人が多いのが日本人なんです。
先進国の中でも著しく低い勉強時間なんです。
普通、向上心を持っていたら、どんどん勉強し、知識がついていくものです。
ですが、「それが正しくないから、まず行動してみろ」という事を正義にしてしまえば、勉強をしなくて済みます。
これが、知行合一という言葉を二流以下の人が使う理由です。
現代社会は、王陽明が否定した「知先行後」が正しい
現代社会では、「知先行後」が正しい姿になります。
たくさん勉強をして、取捨選択の後、自分で選択したものを行動に移すべきです。
Appleの創設者「スティーブ・ジョブズ」は、大学を中退後、大学の授業に忍び込み、自分の興味のある授業を受けたそうです。
その際に、「西洋習字」を学びました。
これが、何に役に立つか?なんて当時は全く想像もつかなかったようですが、実際、Mac PCのフォントのバランスに大きく役に立ったそうです。
情報が多く飛び交う現代では、全てを行動に移すわけではなく、取捨選択をした後の行動が大事ですね。