経済学で「財」という言葉をよく目にしますが、この経済学においての財の解説となります。
財とは
人間にとって有用的なもの、もっと掘り下げると、人間の欲望を満たすための物質やサービスのことです。
財には、自由財と経済財があります。
自由財
自由財とは、欲望を満たすための財がほぼ無限(必要量より遥かに多い状態)に存在するため、対価を必要としないで自由に手に入れることの出来る財のことを示します。
例えば、「空気」です。人間が生きていく上で必要になりますが、基本的には、植物と日光、重力さえあれば、空気は地球上に留まり、酸素と二酸化炭素は産生されるため、ほぼ無限大に存在します。
現状では、自然呼吸をするために、お金を払う時代ではありません。
経済財
経済財とは、欲望に対して財が量的制限があるため、財を手に入れることに対して対価を必要とする財のことを示します。
一般的に、お金を支払って得る「商品」や「サービス」の事です。
以上が「財」の用語解説となります。